お手軽冷や汁

今回は一人分からかんたんにできる、「冷や汁」レシピのご紹介です。

冷や汁とは簡単に言えば、冷たいお味噌汁のようなもの。

宮崎県のものが有名で、きゅうりや魚のほぐし身、茗荷などを加え爽やかに仕上げ、暖かいご飯にかけてかき込むのが定番です。

今回はお家で簡単に、一人分から作ることのできる冷や汁をご紹介します。

食欲のない日などにぜひ試してみてくださいね。

 

【材料(1人分)】

・みそ:おおさじ1

・すりごま:おおさじ1

・鰹節:おおさじ1

・氷水:200cc

・きゅうり:1/2本

・塩:ひとつまみ

鯖缶:1/2缶

・とうふ:1/3丁

・大葉:2枚

 

【作り方】

  • みそ、すりごま、鰹節を混ぜ合わせ、アルミホイルの上に乗せてトースターで約2分加熱。表面に焦げ目がつくまで2分ほど焼きます。
  • きゅうりは薄い輪切りにし、塩を振りかけて3分ほど置いておきます。
  • 鯖は食べやすい大きさにほぐします。
  • 氷水を入れたボウルで①を溶かし、水気を絞った②、③、手で崩した豆腐を加え混ぜます。
  • 冷蔵庫で30分程度寝かせたら、千切りにした大葉を添えて完成。

 

【メモ】

・鰹節はいりこ粉に変更できます。

・輪切りで塩揉みした茄子、茗荷を使っても美味しいです。

・①での加熱時、アルミホイルをくしゃくしゃにしてから伸ばして使うと、合わせ味噌が剥がれやすくなります。

 

出汁をとらずに作る、調理時間を短縮したレシピです。

冷や汁というと宮崎県の郷土料理のイメージが強いのですが、実は全国で食べられているそうで。

例えば愛媛県では鯛を入れて作ることもあるそう!なんとも贅沢に思えますが、鯛の養殖日本一の愛媛県なら納得かもしれません。

薬味に陳皮(みかんの皮を乾燥させ、すり潰した粉)を使うこともあるそうです。

 

一方関東、埼玉県ではうどんのつけ汁に使うそうです。

確かに美味しそう!実は埼玉県は香川県に次いでそば・うどん店の数が全国2位。小麦の生産も盛んで、昔からお米の代わりにうどんを食べる習慣があったんだそうです。

「すったて」と呼ばれるうどんと冷や汁の組み合わせは、暑い夏の農作業の合間の定番ランチ、庶民に愛される埼玉の味として根付いているそうですよ。