腹式呼吸しよう

ストレス社会に生きる現代人は、

知らず知らずのうちに呼吸が浅くなっていると言われますよね。

私たちが日常無意識にしている呼吸には「胸式呼吸」と「腹式呼吸」があり、

浅い呼吸は肋骨が動く「胸式呼吸」。

そして、質の良い深い呼吸へと導いてくれるのが「腹式呼吸」。

腹式呼吸は、息を吸うときにお腹が膨らみ、

息を吐くときにお腹が凹む呼吸法です。

呼吸筋とも呼ばれる「横隔膜」を上下に動かすことで呼吸を行い、

横隔膜は肋骨の下にあるドーム状の筋肉で、その運動範囲は「胸式呼吸」で

使われる胸の筋肉よりも広いのだそうです。

無意識でもできる呼吸ですが、その質によって私たちの心やカラダに

様々な嬉しい効果をもたらすと言われています！

今回は、腹式呼吸で得られるメリットと腹式呼吸のやり方をご紹介しますね！

腹式呼吸は、健康に携わる様々な場面で推奨されるほどメリットの多い呼吸法で、

その理由は、腹式呼吸をすることで自然と深い呼吸ができることにあります。

深い呼吸がカラダにいいと耳にすることも多いですが、

具体的にはどんなメリットがあるのでしょう？

腹式呼吸には、高いリラックス効果が期待できますよね。

深くゆっくりと呼吸ができるので、自律神経のうち副交感神経が優位になるのです。

普段は浅い「胸式呼吸」になっている人も、

寝ているときは自然と腹式呼吸になっているのだとか？

これは、睡眠中は副交感神経が優位になるので、

自然とリラックス状態になっているためだと考えられるようです。

また、深い呼吸には「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの分泌を促す役割もありますよ。

腹式呼吸はリラックスを促し、ストレスを軽減し、穏やか気持ちへと導いてくれます！

腹式呼吸の大きなメリットとして、「血流がよくなる」ことが挙げられ、

血流がよくなることで、むくみや冷え性などの不調の改善も期待できますよ！

また、血流がよくなると基礎代謝アップの効果もあり、

基礎代謝が上がると痩せやすくなるので、ダイエットのサポートにもつながりますよ！

相乗効果として、疲れにくくなったり、

集中力が高まったりする効果も期待できるでしょう！

腹式呼吸には、内臓のマッサージ効果も期待でき、腹式呼吸でお腹が膨らむのは、

息を吸い空気がカラダに入ると横隔膜が収縮し、胸郭（胸を覆う肋骨の内側の空間）が

上下に広がるためです。すると内圧がかかり肺に空気が入るのです。

これが、腹式呼吸のメカニズムです。

横隔膜が伸び縮みすることで内臓に圧がかかり、マッサージ効果が得られます。

腹式呼吸により内臓に適度な刺激が伝わり、便秘の改善やデトックスなどの効果も

あると言われていますよ。

今日から腹式呼吸を意識してみましょう！